狛坂磨崖仏(こまさかまがいぶつ)は、滋賀県栗東市荒張地先にある石仏である。1944年6月26日、国史跡に指定された。

磨崖仏は花崗岩に彫られており、その花崗岩の高さ6.3m、幅4.5m、厚さ0.7-0.8m(右側)。土の斜面に立てかけたように岩がある。中央の如来像の高さは2.2mで、左右の菩薩像は高さ2.4m程度。

制作時期は不明で、複数の説がある。8世紀後半(奈良時代)に新羅系渡来人が彫ったとの定説、7世紀末から8世紀初め(白鳳期)の説、平安から鎌倉時代の説などがあり、文化庁ホームページの解説では藤原時代(平安時代中期・後期)末期とされている。

作風は7世紀後半以降の統一新羅の磨崖仏と共通するものがある。

解説

文化庁はこの石仏について、次のように解説している。

脚注

外部リンク

  • 『狛坂磨崖仏』 - コトバンク

狛坂(こまさか)磨崖仏

17.新羅顔の狛坂磨崖仏(栗東市金勝山) 近江史を歩く

狛坂磨崖仏 — 大阪「税理士法人はるか」

国指定文化財等データベース

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