SP京都FC(エスピーきょうとエフシー、SP Kyoto Football Club)は、日本の京都府向日市にあった社会人サッカークラブ。登録チーム名は「SP京都フットボールクラブ」。
概要
1986年に佐川印刷のサッカー部として創部。2000年に関西サッカーリーグ、2003年に日本フットボールリーグ(JFL)へそれぞれ昇格した。また、2014年より登録チーム名を「佐川印刷京都サッカークラブ」、呼称を「佐川印刷京都」へ変更。さらに2015年より「SP京都フットボールクラブ」(呼称:SP京都FC)に名称変更した。
歴史
- 1986年
- 佐川印刷サッカー部として創部し、1998年の京都府1部リーグ昇格を機に本格的に強化を開始。
- 2000年
- 関西サッカーリーグへ昇格。全国社会人サッカー選手権大会に初出場して準優勝。
- 2002年
- 関西サッカーリーグで優勝。全国地域リーグ決勝大会で準優勝。JFL15位の静岡産業大学との入れ替え戦にPK戦で勝利。天皇杯全日本サッカー選手権大会に初出場し、1回戦でTDK(現:ブラウブリッツ秋田)を破り大会初勝利も挙げた。
- 2003年
- 日本フットボールリーグ(JFL)へ昇格。リーグ戦は入れ替え戦圏内の15位で終えたが、レギュレーション変更によりJFLに残留した(詳細は当項目を参照)。
- 2006年
- ヴィッセル神戸などの元監督の松永英機が監督に就任したが、成績が振るわず8月31日付で退任、強化部長の田中克季が監督に就任(正式な監督としての活動は9月3日の京都FAカップ京都サッカー選手権大会決勝からであり、前日である9月2日の同カップ準決勝は当初の「強化部長」の肩書で指揮)。
- 2009年
- 水戸ホーリーホックから移籍した塩沢勝吾が17得点を挙げてチーム初のJFL得点王を獲得。
- 2010年
- チームカラーを従来の紺から赤へ、ユニフォームも赤へ変更。成績は前年を上回る6位となった。シーズン後に塩沢が松本山雅FCへ移籍した。
- 2012年
- カターレ富山より江添建次郎、大分トリニータより池田達哉、京都サンガF.C.より下畠翔吾などDFを中心に補強。第4節から第10節まで7試合連続無失点記録のJFLリーグ新記録を達成した。新卒入団としては、近畿大学から藤本憲明が新加入している。
- 2013年
- 第27節から最終の第34節までチーム新記録のリーグ戦8連勝で終え、最高タイの6位でシーズンを終えた。
- 2014年
- FC岐阜元監督の辛島啓珠が監督に就任。また、京都サンガF.C.と業務提携を結び、その一環としてサンガでコーチを務めていた森岡隆三がヘッドコーチに就任した。1stステージは勝ち点27で3位だったが、2ndステージは勝ち点34でステージ優勝となった。年間チャンピオンをかけたチャンピオンシップは1分1敗の成績でリーグ初優勝は成らなかった(詳細は当項目を参照)が、JFL昇格後最高成績となる2位でシーズンを終えた。シーズン終了後に監督の辛島が契約満了で監督を退任した。
- 2015年
- チーム名を「佐川印刷京都FC」から「SP京都FC」に変更し、ロゴとエンブレムを一新。2014年に現役を引退した大槻紘士が監督に就任した。
- 9月30日、「佐川印刷の社内構造の見直し」と「諸般の事情」との理由で、2015年シーズン終了をもってJFLを退会する旨の届けを申請、10月29日のJFL理事会で承認された。
- JFL退会時点ではチームの存続について「今後議論する」とし、京都府サッカー協会からも京都府社会人リーグ1部への参加を打診されていたが、最終的に佐川印刷が2016年の社会人チーム登録を見合わせることになり、活動凍結状態となった。2015年シーズンの選手23人のうち18人が他チームに移籍、5人は現役引退し社業に専念した。
成績・歴代監督
タイトル・表彰
クラブ
- 日本フットボールリーグ
- 準優勝:1回(2014)
- 関西サッカーリーグ
- 優勝:1回(2002)
- 準優勝:1回(2001)
- 京都FAカップ京都サッカー選手権大会(兼天皇杯全日本サッカー選手権大会京都府予選)
- 優勝:9回(2002, 2004, 2005, 2007, 2008, 2009, 2010, 2011, 2013)
- 準優勝:5回(2001, 2006, 2012, 2014, 2015)
個人
- 日本フットボールリーグ
- 得点王
- 2009年:塩沢勝吾
- ベストイレブン
- 2009年:塩沢勝吾
- 2014年:中野圭、高橋弘章
- 最優秀監督
- 2014年:辛島啓珠
- 得点王
その他
- 日本フットボールリーグ
- フェアプレー賞:2010年
- 国民体育大会サッカー競技:4回
- 2005年、2006年、2008年、2012年(いずれも京都府代表として出場)
ユニフォーム
チームカラー
- 赤
ユニフォームスポンサー
※胸以外の3社は全て佐川印刷のグループ会社
ユニフォームサプライヤー
- アンブロ
スタジアム
- 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(京都府京都市)
- 京都府立山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場(京都府宇治市)
- SGホールディングスグループ健康保険組合守山陸上競技場(滋賀県守山市)
練習場
- エスピータック亀岡サッカーグラウンド(京都府亀岡市)
出典
関連項目
- SP京都FCの選手一覧
- 京都サンガF.C.
- 京滋ダービー/関西ダービー
外部リンク
- SP京都FC (@sagawa_printing) - X(旧Twitter)




