新井 皓士(あらい ひろし、1941年5月 - )は、日本の文学研究者、ドイツ文学者、統計言語学者。 一橋大学名誉教授、放送大学特任教授。

来歴

神奈川県小田原市出身。1964年東京大学独文科卒、1966年同大学院修士課程修了、静岡大学専任講師、1971年一橋大学専任講師、1973年助教授、1984年教授、1996年創設された同大言語社会研究科長、2006年定年となる。 『ほらふき男爵の冒険』の超絶翻訳で知られ、統計言語学では日本文学、英文学などに対象を広げる異能の学者である。

著書

  • 『近世ドイツ言語文化史論 「祖国」と「母語」が意識されゆくころ』(近代文芸社) 1994.9
  • 『ドイツ・ラインとワインの旅路』(東京書籍) 1994.9

翻訳

  • 『希望の原理』全3巻(エルンスト・ブロッホ、山下肇共訳、白水社) 1982
  • 『ほらふき男爵の冒険』(ミュンヒハウゼン、ビュルガー編、岩波文庫) 1983.4
  • 『鳥屋の梯子と人生はそも短くて糞まみれ ドイツ民衆文化再考』(アラン・ダンデス、平凡社) 1988.8
  • 『名画による歴史探訪 ヨーロッパの文化と社会』(ローゼマリー&ライナー・ハーゲン、岩波書店) 1996.4
  • 『黄金の鏡』(ヴィーラント、岩波書店、ユートピア旅行記叢書8) 1999.3

外部リンク

  • 新井皓士, 古澤ゆう子, 尾方一郎「地球の自転の音は聞こえねえ! : 明日はあるか、言社研 : 新井皓士インタビュー」『言語社会』第2巻、一橋大学大学院言語社会研究科、2008年3月、8-38頁、doi:10.15057/16506、hdl:10086/16506。 



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