SD-100形およびSD-160形は、鉄道車両メーカーのシーメンスがアメリカ合衆国・カナダのライトレール向けに製造する連接式電車である。2019年現在5つの都市に導入されており、搭載する電動機の種類によって形式が分かれている。
概要
1987年にサクラメント地域交通局のライトレール路線(SCRT)向けに製造したU2A形電車を基に、北アメリカのライトレール向けに設計が行われた形式。編成は2車体連接式で、最大4両編成まで総括制御が可能である。床上高さは985 mmで、低床式プラットホームを有する路線に導入された車両は可動式ステップが設置されている。1993年のデンバー地域交通局向け車両を皮切りに製造が行われたSD-100形は直流電動機を搭載する一方、2000年から生産が実施されているSD-160形はVVVFインバータ制御方式(IGBT素子)によって制御される誘導電動機に変更されている。
運用
2019年の時点で、SD-100形・SD-160形が導入されている事業者は以下の通りである。
SD-100
SD-160
関連項目
- シーメンス製のアメリカ合衆国向けライトレール用車両
- U2形 - 高床式車両、デュワグとの共同生産。
- SD-400形・SD-460形 - 高床式車両、SD-400形はデュワグとの共同生産。
- S200形 - 高床式車両。設計に際してはSD-100形・SD-160形が基になっている。
- P2000形 - 高床式車両、ロサンゼルス郡都市圏交通局向け車両。
- SD-660形 - 部分低床式車両、トライメット向け車両。
- S70形・S700形 - 部分低床式車両。
脚注
注釈
出典


