大野 照旺(おおの てるお、1943年 - )は、日本の実業家、馬主。愛媛県松山市に本社を置くオオノ開發株式会社の創業者で、現代表取締役会長。

経歴

1943年生まれ。1966年8月、土木工事を請け負う大野開発を設立。1973年11月に大野開発株式会社に改組、代表取締役に就任。1980年2月に現在のオオノ開發株式会社に商号を変更した。その後廃棄物処理業の許可を受けつつ1992年には会社の資本金を7000万円とし、東京都や大阪府にも支店を設けたのちの2016年に社長の席を大野剛嗣(息子)に譲り代表取締役会長に就任。2022年に剛嗣が急逝すると4月に再び代表取締役に就任。2024年、取締役社長であった山下裕二が代表取締役社長となり、大野は再度会長となっている。

馬主活動

日本中央競馬会(JRA)および地方競馬全国協会(NAR)に登録する馬主としても知られる。勝負服の服色は「赤、白星散、白袖」(剛嗣所有馬の勝負服の服色でもあり、剛嗣の没後に勝負服の服色も継承した)。冠名には「ヴェローチェ」を用いる。2022年に死去した息子・剛嗣の跡を継いで馬主になったとも報道されているが、照旺の所有馬の初出走は2015年である(当時の服色は「赤、緑袖、白蛇目散」)。なお、2025年2月下旬以降、法人の「合同会社TO RACING」に名義が変更されている。

主な所有馬

  • アルテヴェローチェ(2024年サウジアラビアロイヤルカップ)
  • アルマヴェローチェ(2024年阪神ジュベナイルフィリーズ
  • フルフラット(剛嗣の没後に名義変更)
  • ステラヴェローチェ(剛嗣の没後に名義変更)

大野剛嗣の所有馬

  • マテラスカイ(2018年プロキオンステークス、2020年クラスターカップ)
  • フルフラット(2020年サンバサウジダービーカップ)
  • ステラヴェローチェ(2020年サウジアラビアロイヤルカップ、2021年神戸新聞杯)

脚注

出典

参考文献

  • 『東商信用録』四国編 平成元年版(東京商工リサーチ高松支社、1989年6月)

外部リンク

  • オオノ開發

【第9回放送 その4】環境文化交流会議 大野照文氏 講演 前編 YouTube

沿革|オオノ開發(オオノアソシエーツ)

全世界最有禮貌的大野狼 YouTube

沿革|オオノ開發(オオノアソシエーツ)

阪神ジュベナイルF、朝日杯フューチュリティSのダブル制覇はあるか アルテヴェローチェで挑む大野照旺氏 日刊ゲンダイ競馬