観音寺駅(かんおんじえき)は、香川県観音寺市栄町にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅である。

駅番号はY19で、駅名標のコメントは「砂浜に銭形のある駅」。JR四国のICOCA使用可能エリア西端駅であり、当駅より先ではICOCAなどの交通系ICカードが利用できない。

歴史

  • 1913年(大正2年)12月20日:開業。
  • 1983年(昭和58年)10月16日:100 kmまでの近距離乗車券、急行券、自由席特急券、入場券を発券できる自動券売機が設置され、使用開始。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:貨物取扱廃止。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:新聞紙を除く荷物扱い廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR四国の駅となる。
  • 2020年(令和2年)3月14日:ICOCAの利用が可能となる。ICカード専用簡易改札機で対応。
  • 2022年(令和4年)12月28日:この日をもって、「観音寺駅ワーププラザ」の営業を終了。

駅構造

1面2線の島式ホームを、2面2線の相対式ホームが挟み込んだ3面4線。JR西日本の城崎温泉駅に似た配線となっている。

駅舎は駅の北側にあり、入口から改札口にかけてのスペースは待合室となっている。みどりの窓口のほか、指定席券売機と近距離用の自動券売機が1機ずつ置かれている。また、待合室に隣接して四国キヨスク運営の「おみやげどころ観音寺店」がある。なお、「おみやげどころ」は以前は駅売店としての「BIG KIOSK」として営業していたが、四国キヨスク運営店舗の「セブン-イレブンKIOSK」転換に際し、当駅では2017年8月に駅構内から駅建屋の隣接地に通常のセブン-イレブン店舗同様の店舗建屋を新築して移転させたため、跡地を四国キヨスクによる土産販売に特化した「おみやげどころ」に業態転換した。

改札口に隣接して1番線があり、他のホームへは松山方にある地下道で連絡している。このため、特急列車の多くは上下線とも1番線に停車し、早朝の一部のみ3番線を使用する。

普通列車は大半が当駅を境に運転系統が分断されているが、中央の島式ホーム(2・3番線)を使って対面乗り換えが可能な場合が多い。

現1番線はもともと回送用の線路で、さらに留置線も備えており、現2番線から4番線がそれぞれ1番線から3番線であった。その後、駅入換要員の無配置化により留置線を廃し、現1番線を客扱いを行うホームとした。現在は1、2、4番線を夜間滞泊に利用している。

駅舎上には、市内の三架橋をモチーフにしている3連アーチのモニュメントがある。

のりば

利用状況

1日平均の乗車人員は以下の通り。

駅周辺

バス路線

コミュニティバス・高速バスとも駅舎を出て左手ののりばから発着する。

  • コミュニティバス
    • 観音寺市のりあいバス(市内循環線・粟井姫浜線・五郷高室線・箕浦観音寺線)
    • 三豊市コミュニティバス(高瀬観音寺線・仁尾線・財田観音寺線)
  • 高速バス
    • 観音寺エクスプレス(三宮・大阪・なんば・USJ方面)

市内を走るコミュニティバスは基本的に休日運休で、休日に郊外へ向かうための公共交通機関はタクシーのみである。ただし、駅近くにある大正橋プラザ(観光案内所)でレンタサイクルのサービスを行っている(木曜日定休)。

隣の駅

四国旅客鉄道(JR四国)
■予讃線
  • 特急「しおかぜ」「いしづち」「モーニングEXP高松」、臨時寝台特急「サンライズ瀬戸」停車駅
■快速「サンポート」・■普通
本山駅 (Y18) - 観音寺駅 (Y19) - 豊浜駅 (Y20)
※「サンライズ瀬戸」は、松山まで乗り入れる多客期の延長運転時のみ経由。その他の日は、通年停車する坂出駅まで出る必要がある。

脚注

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧

外部リンク

  • 観音寺駅 - 四国旅客鉄道
  • あなたの駅前物語 観音寺駅(香川県) - テレビ朝日

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観音寺山に壮大な城郭遺構を残す<観音寺城>

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