ギャリー・リー・マドックス(Garry Lee Maddox, 1949年9月1日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州シンシナティ出身の元プロ野球選手(外野手)。右投右打。
経歴
1968年1月のMLBドラフト2巡目(全体38位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名され、プロ入りする。
メジャーデビューの1972年にレギュラーとなり、翌1973年には打率.319(ナショナルリーグ3位)、187安打、10三塁打(リーグ2位)、自己最多の76打点を記録した。俊足を生かした広い守備範囲を誇り、1975年から8年連続でゴールドグラブ賞を受賞した。
フィラデルフィア・フィリーズへ移籍後の1976年にはいずれもリーグ3位となる打率.330、37二塁打、1978年には33盗塁と活躍を続ける。
守備の名手であったが、1978年のドジャースとのNLCS第4戦ではシリーズ敗退に直接つながる守備のミスを2つ犯した。まず同点の10回裏2死1塁という場面で、マドックスはダスティ・ベイカーの放った中飛を落球した。続く2死12塁からビル・ラッセルが中前打を放ったが、マドックスは素早い本塁返球を試みて打球をトンネルしてしまい、2塁走者のロン・セイがクロスプレーとなることなく本塁に生還してフィリーズはサヨナラ負けとなった。この落球は生涯忘れられないと語っている。
1980年のNLCSではリーグ優勝を決める決勝タイムリーを放った。
現役最終年の1986年にはロベルト・クレメンテ賞を受賞した。
詳細情報
年度別打撃成績
表彰
- ゴールドグラブ賞:8回(1975年 - 1982年)
- ロベルト・クレメンテ賞:1回(1986年)
背番号
- 31(1972年 - 1974年、1975年途中 - 1986年)
- 29(1975年 - 同年途中)
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 M
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)




