藤井 キク(ふじい きく、安政2年(1855年) - 昭和11年(1936年))は、明治~昭和期の実業家。京都の百貨店 藤井大丸の創始者。
経歴
近江の人。
明治2(1869)年、藤井太助と結婚。翌、明治3(1870)年に、夫と呉服の行商を始める。これが、現在の藤井大丸の始まりとなる。
明治24(1891)年に、河原町四条上ルに藤井大丸呉服店を開き、明治28(1895)年には、四条御旅町北側に4階建店舗を新築した。
明治45(1912)年、現在の藤井大丸の場所である、四条寺町下ルに、鉄骨3階建の洋館を新築し移転。なお、この頃には、既に百貨店化の計画があったようである。
昭和10年(1935年)4月1日に、株式会社藤井大丸の名称で百貨店経営を始めた。
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